メガトンGP閉幕!(橋)

実行委員を務めさせてもらったDEEPメガトンGPも、8・2新宿FACE大会でついにファイナル。当初は話題を呼びつつも、はっきり言うと回を重ねるごとにマスコミが減ってたりしたんだが……。しかし内容のほうは、回を重ねるごとに面白くなっていったんである。特に今回の決勝戦、井上俊介vs川口雄介は両陣営の応援団も含め、凄い熱気だった。
いやまあ、もちろん世界レベルなわけじゃない。軽・中量級と違って緻密な攻防があるわけでもない。ただ、ひたすら前に出て殴って蹴ってテイクダウンしてまた殴ってという展開は誰が見たって分かりやすく、迫力があった。お笑い企画みたいに始まったとはいえ、やっぱりこれは格闘技だし、ベルトだってかかっている。目の前のチャンスをものにしようとする二人の気迫っつったら、それはもうとてつもないもんだった。スプリット・デシジョンで敗れた瞬間、井上はガクッとヒザから崩れ落ちた。つまりなんというか、これはそういう勝負だったわけだ。
佐伯さんも言ってることだが、優勝した川口は今後、いつ大きなチャンスがめぐってきてもおかしくないと思う。なにしろ総合でベルトもってる100キロ以上の選手ってのが、日本には(たぶん)他にいないわけだから。ビッグネームの対戦相手がケガで欠場、急きょ……みたいなパターンは充分ある。その日に備えて、これからも実力を磨いてほしい。

で、決勝後のセレモニーでは優勝者にチャンピオンベルトを贈呈するという大役をおおせつかった。そんなの、一番盛り上がる場面じゃないか。川口にとっちゃ一生ものの思い出じゃないか。何食わぬ顔で「おめでとうございます」とか言いながら、実はすんごい緊張してたし、とんでもなく嬉しかった。普通ないよ、選手にチャンピオンベルト巻いてあげられることなんて。

この興奮を誰かと分かち合いたかったりもしたんだが、会場には特にメシ食いに行くような相手もいなかったので、一人で駅に向かう。山手線は運行停止中だった。もう余韻も何もなく家に帰り、鶏がゆ(今朝の『おかずのクッキング』でやってた)を作って食べた。美味かった。 

逃げろ、宇野!(押)

『DREAM5』ライト級GPの、青木真也VS宇野薫は自分にとって記念碑的一戦だった。
宇野薫を子供扱いする、青木の技術はあきれるほどだ。トラップをしかけながら、それが幾重にもはりめぐらせているため、宇野に決定的な逃げ道を見つけさせない。
いつ、青木が驚くようなフィニッシュを見せてくれるのか、1R中盤まではそれが関心の中心だった。
しかし、そのフォーカスがちょっとずつズレていく。
青木が決めたかと思っても、宇野はとにかく逃げる、逃げる。
「宇野逃げ」は、修斗時代からの代名詞だが青木という最高の使い手を迎え、おそらく生涯最高の「逃芸(にげい)」を見せる。
世界でも宇野しかできないスリリングな芸当。
いつしか、「逃げろ、宇野!」と心の中で言っていた。

実は先夜、SRSの初代プロデューサー・清原さんが転勤するため、送別会に出ていたのだがオーバー40ズの中には、なぜかこれに近い感想を持つ人が多かった。
水道橋博士は言う。
「影のMVPは解説の高坂剛かもしれない」
確かに。
彼の解説は徹底してテクニカルでありながら、宇野がどれだけもがき苦しんでかすかな光を探し続けているのが、つまりあえていわずとも彼のおそるべき精神力が伝わってくる、無駄のないすばらしい解説だった。

見ているときはそんなことはまったく考えていないが、宇野の動きが何かオヤジたちの琴線に触れていたのかもしれない。
結果だけでいえば予想の範囲内。しかし、そこから大きくドラマがうねっていく。

ナレーターの立木さん、録画していて見るのを楽しみにしてたのに、ほぼ結果がわかることを言ってしまい、ほんとにスイマセン。でも、それでも見て驚くのはまちがいありませんよ。

他にも、「秋山の入場と世代論」とか興味深い話題が飛び交った。

それでも視聴率は約10%。う〜ん、悪いスパイラルに入っている。

いかんなあ。




テーマ : 格闘技 - ジャンル : スポーツ

佐伯ジャパン!(橋)

08.06.16M-1チャレンジ会見

あー、バタバタしてるうちに『DREAM.4』が終わって丸一日たっちゃったよ。で、バタバタしながらも土曜日の『相棒スペシャル』見ちゃったよ。あのエンディングってどうなの実際?

ま、『DREAM.4』に関してはkamipro Handのコラム(明日深夜0時アップ)を読んでいただくとして。今日はその一夜明け会見&7.17M−1チャレンジ会見。DEEP代表、メガトンGP実行委員、DREAM広報に続き、佐伯さんにまた一つ肩書きが。そう、それは“M−1チャレンジ日本代表総監督”。世の中にはやたらと肩書きにこだわる人もいるが、そういうタイプとは正反対の佐伯さんが、ねぇ。岡田ジャパンより星野ジャパンより、これからは佐伯ジャパン! メンバー選考について聞かれ「ぶっちゃけギャラ。予算の範囲内で最強のメンバーを選びました」と答える監督、他にいませんよ。代表ユニフォームを作る予定もあるらしい(青木真也の公開座禅で佐伯さんが着てた緑のジャージがベース。ちなみにあれ、『ごくせん』のイメージだったらしい。誰も気づかないって、そんなの!)。これはぜひともレプリカ販売をお願いしたい。

キャプテンを務めるのは、『DREAM.3』で脚光を浴びた中村大介。が、この会見には寝坊して遅刻したのだった。ま、寝坊に関しちゃオレは何も言えないが。

戦極 第三陣(橋)

08.06.08戦極

8日の日曜日はM−1も見たかったけど戦極へ。
ベストバウトはどう考えてもニック・トンプソンVSマイケル・コスタの外国人対決だった。パンチでダウン食らってからの鮮やかな逆転一本。これDREAMでいうとアルバレスVSハンセンに相当するような試合だったと思うんだが、そうは受け止められなかったようだ。みんな闘ってる二人のこと知らないから。たとえば、この二人が闘う前に、それぞれ日本人なり有名外国人なりを倒していれば、見え方もずいぶん違ってたはずだ。その辺、いかにももったいない。
戦極は“点”であって“線”になってないというか。まだ始まって間もないこともあるけど、記憶のストックが少ない感じだ。あと煽りVで使える映像のストックも少ないな。ご苦労様です。
そういう意味で注目なのは、8月から始まるライト級トーナメント。これがうまく“線”として機能すればいいが。このことについては、明日のkamipro Handコラムでも書きますんで。

写真は会場で見かけたドンペンくんの、レアなしゃがみ姿。しゃがんでるから心もちちっちゃくなってる感じがするけど、“子供バージョン”ってことではない。そんなふうに間違える人もいないと思うが。

テーマ : 格闘技 - ジャンル : スポーツ

三崎VS秋山、ほかー1(押)

三崎VS秋山のことを書かないうちに日がたってしまいました。

そうこうしているうちにフジテレビの『東京メディア会議2』という番組がオンエアされ、1に続き(といっても見てないのだが)格通の朝岡編集長と現ボクシングマガジンの安西記者も登場していた。
番組での安西記者は完全にイジられ役だった。
他の専門誌記者もマイノリティな存在という点では同じだが、MCである今田耕司やケンドーコバヤシをイラつかせる役目も負っていた。それも含め、テレビ的には見事に深夜ならではの存在で、前にフジで放映された『働くおっさん劇場』に通じる空気があった。
もしかしたら、ご本人はキャラを演じている、と思っているのかもしれないが当然のことながら今田&ケンコバという手だれの技があって引き出されている。

テレ朝の前田有紀という女子アナが好きなのだそうだが、なぜ番組MCの中野アナではなく彼女なのかと問われると「フジテレビの女子アナはプロレスラーで言えば馬場・猪木クラス。だからおいそれと闘いを挑めない」と、うまくたとえたつもりで失礼なことを言ってしまっていることに、指摘されるまで気がつかないのだった。
3、があるかどうかわからないし、お呼びがかかるかどうかも分からないが、狙わなくても全然大丈夫なので決して自分から小技を出さずにぜひ素を出してください。
「ごっちゃんです」

ああ、こんなことはどうでもいい。いいんだけど、それにプラスして、あまりの東京の星空のキレイさに感嘆したり、録画してあった吉本の9時間番組で早朝にWコミックの危うさや、中田カフス・ボタンの「”恐喝”とか”強要”言うなや」「副社長も見てるやろ」というセリフがポンポン飛び出す暗黒漫才に震えたり、と速報をやっていた格闘技記者の方には申し訳ないようなのんびりした過ごし方をしていた。

まあ、そんな弛緩した男でも三崎対秋山戦には思い切り緊張したわけである。
秋山はやはり天才といっていい。ローキックを蹴られすぎだが、あれも三崎が、いやグラバカ他彼を支えるチームをふくめ、攻撃をどう散らしていくかを考え抜いた末のヒットだった。ムダにしか見えない、二段蹴りのできそこないようなフェイントは上下に散らすことになり、秋山でも飛び膝に来た相手にカウンターを合わせるのはむずかしい。
ローをある程度もらいはじめ、三崎にリズムが出てきたな、と思ったところに出た右ストレート。
途中からあえてカットしない方法を選んだ、と考えるのはうがちすぎか。(つづく)

テーマ : 格闘技 - ジャンル : スポーツ

謹賀新年(押)

あけましておめでとうございます。
年末の呑み会などに行くと、思いがけずブログを読んでくださっている方がいて、その方たちにもこの場を借りて、新年のご挨拶をさせていただきます。
今年も、いや今年こそ(?)よろしくお願いします。

さて、この大晦日はほんとうに久しぶりに格闘技イベントの会場ではなく、自宅周辺ですごした。ゆっくり外食と買物をしていたので、『Dynamite!』も見ることなく、年が変わって録画したものを見た。

仕事で関わっていないことと、年末に体調を崩していたという個人的理由を除いても、2つのイベントへのテンションが上がらない。現場に行けばまた違ったのだろうが、地上波で見てしまうと、せっかくの”祭り”の雰囲気が伝わってこない。
地上波で大晦日イベントを伝える場合に、メジャー団体がとりあえずひとつだけになってしまった状況が考えられていたのか、つまり、これまでのやり方を踏襲するだけでよかったのだろうか?


続きもあるので読むべし読むべし読むべし! »

テーマ : 格闘技 - ジャンル : スポーツ

大晦日!(橋)

もう大晦日!? 早い、早すぎるよ2007年!!
とりあえず今日のキーマンは秋山っすな。勝っても負けても事件なわけだが、勝ったとしたらこれエライことですよ。
秋山の入場曲は『Time To Say Good Bye』。『PRIDE』にピリオドを打つ、“さよならを告げる”大会で、秋山が『Time To Say Good Bye』で出てきて、勝って……いったい何最高と叫ぶのか? PRIDEファンはどんな気持ちになるのか? “圧倒的現実”を超えてるよ、これ。まあ三崎も強いので勝負は五分五分かもしれないが、気になるのは三崎が「生き物としてどっちが上かの闘い」と言っていること。生き物として、って……相手は“魔王”だぞ!?
緊張するなぁ。見るの怖いなぁ。で、それが『PRIDE』ってことなんだろうなぁ。

 | BLOG TOP |  NEXT»»

プロフィール

ma64

Author:ma64
構成員1:押切伸一
(おしきりしんいち)
格闘技番組『SRS』などの
構成作家&諸分野のライター。押切のサイトはこちら

構成員2:橋本宗洋
(はしもとのりひろ)
格闘技を中心に活動中のライター。『kamipro』等に執筆。

タイトルのイラストは
かわかずおさんです。


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

おすすめ商品!

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

Powered By FC2ブログ