また凄いのが出た!(押)

マニアックなムエタイ通ではないのだが、ずっと見続けていると、時々とんでもない凄玉に出くわすのがたまらず、やめられない。
きのうのSB後楽園ホール、緒形健一と対戦したビッグペン・ケーサージムにはやられた。うまくて強い、ではなくとにかく強い。
今の緒形は、昨年Sーcupを制してひと皮むけ、パンチで外国人選手を圧倒できる度合いが高まっているため、クロスゲームになるだろうと思っていた。
ところがワンサイドゲーム。緒形が前のめりに倒れるほどのKO劇だった。パンチも効いたはずだが、その前に蹴り続けた右足へのローキックは身体の奥に響いていたようだ。
ジャン・スカボロスキーを1RKOしたのもうなづける。
ビッグ・ペンのようにローとパンチが得意、というのはムエタイの中で異端と言われる。
それはもちろん、ムエタイのポイントがローとパンチに辛いからであり、その枠の中で「得意」と言いきれるのは確実に倒す力があってこそ、の話だ。


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アレルギーの日(押)


日曜日に、PRIDEのアメリカ大会第2弾とシュートボクシング今年一発目の大会があります。
後者の方が楽しみだったりしますが、それについてはきっと(橋)氏(ハシシ?)が書くでしょう。

で、なぜ右の写真かというと、2月20日はIGE抗体が発見された「アレルギーの日」だそうで、
被写体は発見した化学者夫婦だとか。
ワザとらしくて素敵な感じ。

今年も、しっかり花粉症に悩まされてるのだが、
私ぐらいのベテラン患者(かれこれ20年近く)になると「花粉の飛び始め」がわかるし、
「花粉量の多少」は
あまり関係ないようである。
レーザーで鼻を焼いたこともあるし。

今年は中国からやってくる黄砂も多いらしい。これはかなり憂鬱だ。

それはそうと格闘技選手を含む、スポーツ選手はどう花粉症対策をしているのだろう。
呼吸のしにくさはスタミナのロスはもちろん、集中力の欠如につながるに違いない
花粉症かどうかはわからないが、あるキックボクサーは口呼吸しかしていない
との噂。
それでいて試合の後半に強さを発揮するのは、練習のたまものか若さゆえか。
でも、いまのうち治しておいた方がいいよ、Dくん。





野良犬ファイナルマッチ(橋)

相手は前田尚紀に決定!


小林いわく「勝ち負けの試合じゃなく、倒し合い、ケンカを見せて終わりたい。3分間にすべてをかける、オレの生き様を見てください。今は(相手を前田にした)理由は語りたくない。勝手に推測してもらっていい。意味は闘いを見て、決めてほしい」。小林の試合は見て、感じて、考えるもの。実に小林らしい会見でした。


それから3.9後楽園に出場する山本真弘と金統光の公開練習も。本人は「まだまだ」と言ってましたが、真弘のミドルがキレまくり! メチャクチャ速かった。


チケットはもう、ホントに早く買わないと!


 

タイの新空港がヤバい!(押)

昨年9月、全日本キックボクシングのタイ遠征の最中、クーデターが起きた。
その数日後にオープンしたのがバンコク・スワンナプーム(黄金の土地)国際空港だ。僕が帰国するときも旧空港(ドンムゥアン)だったので、新空港をいまだ見ていないが、最近になって次々と設備不良が発覚してニュースになっている。
滑走路や誘導路での100箇所以上のひび割れや陥没、11基の搭乗橋で破損、旅客ターミナルビルに至っては地盤沈下で建物そのものが崩落する危険性があるという。当然、一部は使用中止だ。

きのうのNHK/BSでは、新空港の危機についての特集をくんでいた。確かに滑走路はヒドい。ひび割れはあちこちにあり、大きなくぼみが何十mに渡って出来ている。離発着が重なれば遠からず飛行機ごとコケそうな感じである。アジアナンバー1のハブ空港としての地位を不動のものにする、そう意気込んで開港したのだが、これじゃ絵空事に終わってしまうだろう。
しかも、欠陥だけが問題なのではなく、これを政治的に利用しようとする勢力が多く、また現政権が場当たり的対策しかとらないことが相当コワいのだ。

スラユット現首相は、2月6日旧空港を第2国際空港として再開することを宣言した。以前からこうした主張はされていたのだが、突然、調査結果の発表も待たず、航空会社との相談もなしに決めてしまったのである。


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ナオキックの涙(橋)

20070209215022.jpg
今日は『ダウト』って映画の試写を見て、その足で全日本キックの記者会見に行ってきました。


この日の会見は二部構成。まずはサトルヴァシコバがMAXで負けたケジメとして世界タイトル返上を発表。頭もボウズにしていた。とにかく、どうにかして出直したい。その気持ちは凄く伝わってきたんだが。「ボウズにするのは生まれて初めてで。これまでボウズだけは絶対イヤだったんですけど」、「鏡見たら、悪人顔だなって気付きました」と言われちゃうと、気付くまでもない悪人顔で、人生の大半をボウズで送ってきたオレとしては……。てことはオレ、人生の大半が“出直しの時期”ってことなんでしょうか。そういやそんな気もする。


で、続いては4.15後楽園大会での石川直生の対戦相手発表。当然のように、先日発表されたK−1の60kg級構想についても質問が出まして。「それについては昨日の夜、自分と向き合って一生懸命考えました。ちょっと長くなるんですけどいいですか?」と前置きして、石川はこんなことを言ったんですよ。「ヒジ、ヒザありのキックボクシングで表舞台に出たいと思っていたんですけど…」。「こないだのMAXを会場で見て、みんな強いんだけど“これでいいんだったら、俺たちはこれ以上のことをいつもやってる”って、そう思ったら悔しくて仕方なかった」。「K−1軽量級は自分から名乗りを挙げたいくらいの舞台」。「(秋には全日本キックの代々木第二体育館大会が予定されているが)そのメインが第一の目標。ただK−1にも目が行ってしまう。そういう自分がいやだけど、それが正直な心境なんです」。「全日本キックを背負うって言いながら、大舞台に目がくらんでる自分に悔しくなって……」。言いながら泣いてましたよ、石川。


なんて素直な男なんだろうと思いましたね。それに、この涙は美しいし、正しいとも思った。「K−1? 出たい出たい! 出てオレも有名になりたい!」みたいな選手とか、「K−1が手がけてくれれば、これで軽量級もメジャーになれる」みたいに思ってるマスコミに比べたら(いや、そういう人がいるかどうかは分からないけど)、ねえ。全日本キックでやってきたことにプライドを持っていて、でも世に出るチャンスを逃したくなくて、そういうことで悩む石川というのは圧倒的に美しく、正しいわけですよ。


いいなあ石川。ほんっとにいい。いつかK−1軽量級のベルト取って、「本当のオレの試合が見たかったら全日本キックに来てくれ」っつって、そんで元気と闘う。そんな石川の姿が見てみたい。

ビバ!小比類巻(押)

昨日のK−1MAXでもっとも盛り上がった瞬間は、小比類巻貴之のダウンシーンだったという人も多いらしい。ズバリ言って、私もそうだ。
1ラウンド、ローをビシビシ決めていた時とアンディのパンチが当たってからのコヒはまるで別人だった。いや、年期の入ったファンの方々なら「コヒの中には2人のコヒがいる」ことをご存知だろう。表情にわかりやすく喜怒哀楽が出るわけではないのに、こんなにも気持ちの変化がモロに伝わって来る人はめったにいない。

役者さんはぜひコヒの試合を見るべきである。あれを演技術として身につけられたらかなりの高等テクですよ。
生前の勝新太郎が料亭の板前をわざとすごい剣幕で叱責したあと、後輩の役者に「見たか。あれが人間がホントに慌てる姿だ。よく覚えておけよ」と教えたエピソードを思い出す。

ある女性は、「○○選手が負けてガッカリしてたんですけど、小比類巻さんを見て元気が出てきました(*^o^*)」と弾んだ声で言った。人を元気にするダメさ、これはちょっとすごい。
バカにして言うではなく、あんなにも強い選手が感情の揺れをハッキリと表すのに驚いて、見る側の不思議な感情が喚起される、それが得がたい体験だ、ということだ。
ファイターたるもの、闘志を前面に出すかポーカーフェイスかでなくてはいけない。
それが常識だ。しかし、闘いはそう杓子定規にはいかない。人間だもの(みつを)。
そういう面から見ると、コヒは唯一無ニの存在である。

う〜ん、どう書いても「言い訳」っぽいか。
とにかく、また見たいです、コヒ!

宍戸……(橋)

まさかの初戦敗退! またも大ショック! だけど、「これでもう大丈夫だ。ここから先はイケる」とも思ったんですよ。


去年、『S-cup』が終わった後に森谷さんとも話したんですよ。「オガケンが味わった屈辱に比べれば、宍戸はまだまだ」って。森谷さんもそれには同意してくれましたね。「宍戸は地獄に落ちましたけど、オガケンは地獄の底をなめてますから。それでもあきらめなかったから『S-cup』で勝てたんですよ」。そして今回の負けで、宍戸は“味わった屈辱の度合い”で緒形に並んだんじゃないかと。だからもう大丈夫。ここから先はイケる。


でも、たとえば5月のSB後楽園で復帰戦やって、SBファンの声援をもらって勝っても、それじゃあ同じことの繰り返しかなとも思うわけです。というわけでここは一つ、長期海外修行を提案したい。半年なり一年なり、オランダやタイに放り出して練習させ、現地で試合をさせる。宍戸が一番やりたいSBの試合はさせない。そうやって、なんでも一人でやってみるっていうのが大事なんじゃないかなと。今回の宍戸の試合を見ていると、「外に出ることに慣れていない」感じがするもんで。SBのリングとの違いは、ルールだけじゃないでしょう。SBを背負うことがプレッシャーで硬くなっていては、勝てる試合も勝てないっすよ。まして宍戸は根っからの弟気質というかマジメさからくるエグさの欠如というか、そういうものを感じさせる男。緒形やアンディの存在は“超えるべき壁”であると同時に“最後はこの人たちがSBを守ってくれる”という甘えにつながってなかったか? 試合の時期や相手は会長と森谷さんが決めるんだろうけど、それは“任せて”たんじゃなく“頼って”なかったか? そういうことを確認する意味でも、一人で海外に行ってみることが必要だなってね、思うわけですよ。


トップ選手の戦線離脱はSBにとって痛いけど、やる価値はあると思います。


 

ミルコ圧勝on日本テレビ(押)

UFC67に登場したミルコ・クロコップが初陣を飾った。相手のナントカというヤツは、いやもうナントカとかしか呼びたくないような腰の引けっぷりだった。日本でのミルコの試合はPRIDE、K−1に関わらず、すべて会場で見ていると思うが、どんなに怖かろうが、あそこまでビビった選手はいなかった。
ミルコもああ逃げ回られると仕留めるのは大変だったろう。同情する。
きっと、日本式にイエローカードを出しても同じことだったに違いない。

という映像が確認できたのは『スポーツうるぐす』のトップニュースでやっていたからだ。
本日のwowowにおいて、これを一番楽しみにしていた人も多いだろう。
正直言って契約している私もそうである。
結果はともかく、これをやられちゃうと番組つぶしにならないのだろうか?
確かに、wowowはペイバービューではなく月契約なのだが、怒っている人もいるに違いない。

もちろん、これを流したのは日テレのみである。
と、いうことは…。
う〜ん。
また、他の団体との契約も模索中と聞いた。
う〜ん。
いろんな意味で、う〜ん、う〜ん。

まあ、とにかく今夜はK−1MAXである。
生放送でやっていた番宣番組における、小比類巻の口もと、舌の動きにはもう釘づけですよ。
きっと楽しい夜になるに違いない。
寝よう。

入手!(橋)

ん〜、我ながらいい買い物したと思います。20070204211435.jpg

野良犬FINAL(橋)

3.9全日本キック後楽園大会のチケットが、もの凄い勢いで売れてるらしいですよ。2.2新宿FACE大会で先行発売があったんですが、通常の3倍の売り上げを記録したとか。特にリングサイド最前列・2列目限定100枚の『野良犬FINALシート』が、やっぱり人気みたいです。もしかすると、あと10日くらいで全席完売になってしまうかも……ということなので、みなさんチケットは早めに抑えましょう。そんで野良犬最後のリングを盛り上げましょう。なんか宣伝っぽいですが、小林聡のために、できることは全部やりましょうよ、ねえ。

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ma64

Author:ma64
構成員1:押切伸一
(おしきりしんいち)
格闘技番組『SRS』などの
構成作家&諸分野のライター。押切のサイトはこちら

構成員2:橋本宗洋
(はしもとのりひろ)
格闘技を中心に活動中のライター。『kamipro』等に執筆。

タイトルのイラストは
かわかずおさんです。


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