今日は昼から秩父宮でラグビー2試合見て、夜は新宿FACEで全日本キック。ラグビーもめちゃくちゃ面白かったんだけど、まずは全日本キックのことを。
メインは『ナオキック試練の七番勝負・第二戦』、石川直生VS赤羽秀一。終始押しまくった石川が判定勝利を収めたものの、KOを逃し、ダウンも奪えなかった。本人いわく「メインの試合じゃない」、「赤点ですね」。
なんかもう、やたら打たれ強いんだ赤羽が。もともと打たれ強い&ヌバーっと組み付いてくるのが持ち味なんだが、それにしたって凄すぎた。5Rに食らったハイキックなんて、失神KOものだったはずなのに。またパンチだろうがキックだろうがヒザだろうが、石川の攻撃が全部当たるんだ。出したの全部決まっちゃうから、攻撃の的が定まらない感じ。なおかつ、どんな攻撃が決まっても赤羽は倒れない。石川のKO勝ちが見たいファンにとっては(もちろん本人にとっても)フラストレーションがたまる試合だっただろう。
試合後の赤羽の様子を見てると、“してやったり”という雰囲気で喜んでいた。要するに彼は今回“倒されなければOK”だったわけだろう。負けない闘いどころか倒されなかったことで喜んでいるというのは、これおそろしいくらいの志の低さですよ。
いや、そりゃあロッキーだって「15Rが終わっても立っている」ことを目標にアポロと闘ったわけだけど。でも倒そうとしてたでしょ、ロッキーは。“してやったり”みたいな顔してなかったでしょ。だいたい赤羽だってランカーなわけだから、石川とは1戦目のアポロとロッキーほど差があるわけじゃないのに。石川がヒジを打ってくると、セコンドが「相手それだけだから!」。つまり倒されなければOKで、もしヒジで切られてTKO負けしても「ま、アイツはそれだけだから。それで負けるんならしょうがない」ってことか。自分が傷つかないための言い訳を何段階も用意してる感じで、もちろん赤羽は一生懸命闘ってはいたんだろうけど、まったくもってタチが悪い。が、そのタチの悪さも含めて石川には“試練”だというのが、宮田興行部長と小林GMの目論見だろう。
ヒジでの出血は、狙ってやったわけじゃないと石川はいう。今回は“石川といえばヒジ・ヒザ”というイメージを覆すような、成長を見せ付けるような試合をしたかったらしい。実際、いままで以上にパンチを多用していた。でも、赤羽があそこまで打たれ強い以上、どこかでプランを変更する必要があったんじゃないか。いいよヒジで勝ったって。もともと得意なんだから。パンチ技術の成長を見せて、ハイキックもガツンと当てて、その上での出血TKOなら文句は言わないって。いや、石川だって「今までと同じようにヒジで勝つくらいなら判定で」とは思ってないんだけど。そういうことを考えている間もなく、ペースが狂ったまま試合が終わってしまったってことだろう。
試合後の石川はとてつもなく落ち込んでいて、その姿を見ながら“試練の七番勝負”について考えた。いったいこれ、どうなったら正解なのか。勝ち越しか、全勝か、あるいはオールKO勝利か。オールKO勝ちで、なおかつ進化した闘い方を見せなきゃいけないのか。そうなったらまあ、最高だけれども。
これはオレ個人の考えだけど、“試練の七番勝負”なんだから試練を味わえばいいんだと思う。試練を味わって、苦しんで、もがいているところを晒せばいい。だいたい宮田さんとGMが与える試練なんだから、サクッとクリアできるようなもんじゃないに決まってる。
大会パンフのインタビューで、石川は赤羽について「いまの僕が悩むレベルの相手じゃない」と言っている。でも、その言葉通り鮮やかに乗り越えてしまったら、それは試練じゃないわけですよ。石川が苦しみ、もがくことそれ自体が“試練の七番勝負”の意義(それがすべてではないけれど)じゃないか。で、また石川が苦しみ、もがいている姿ってのは絵になるんだ。これ皮肉でもなんでもなく“ゼニの取れるもがきっぷり”つうか。いつかはそこから脱却しなきゃいけないにせよ、いまは味わえばいいんだよ、試練を。
メインは『ナオキック試練の七番勝負・第二戦』、石川直生VS赤羽秀一。終始押しまくった石川が判定勝利を収めたものの、KOを逃し、ダウンも奪えなかった。本人いわく「メインの試合じゃない」、「赤点ですね」。
なんかもう、やたら打たれ強いんだ赤羽が。もともと打たれ強い&ヌバーっと組み付いてくるのが持ち味なんだが、それにしたって凄すぎた。5Rに食らったハイキックなんて、失神KOものだったはずなのに。またパンチだろうがキックだろうがヒザだろうが、石川の攻撃が全部当たるんだ。出したの全部決まっちゃうから、攻撃の的が定まらない感じ。なおかつ、どんな攻撃が決まっても赤羽は倒れない。石川のKO勝ちが見たいファンにとっては(もちろん本人にとっても)フラストレーションがたまる試合だっただろう。
試合後の赤羽の様子を見てると、“してやったり”という雰囲気で喜んでいた。要するに彼は今回“倒されなければOK”だったわけだろう。負けない闘いどころか倒されなかったことで喜んでいるというのは、これおそろしいくらいの志の低さですよ。
いや、そりゃあロッキーだって「15Rが終わっても立っている」ことを目標にアポロと闘ったわけだけど。でも倒そうとしてたでしょ、ロッキーは。“してやったり”みたいな顔してなかったでしょ。だいたい赤羽だってランカーなわけだから、石川とは1戦目のアポロとロッキーほど差があるわけじゃないのに。石川がヒジを打ってくると、セコンドが「相手それだけだから!」。つまり倒されなければOKで、もしヒジで切られてTKO負けしても「ま、アイツはそれだけだから。それで負けるんならしょうがない」ってことか。自分が傷つかないための言い訳を何段階も用意してる感じで、もちろん赤羽は一生懸命闘ってはいたんだろうけど、まったくもってタチが悪い。が、そのタチの悪さも含めて石川には“試練”だというのが、宮田興行部長と小林GMの目論見だろう。
ヒジでの出血は、狙ってやったわけじゃないと石川はいう。今回は“石川といえばヒジ・ヒザ”というイメージを覆すような、成長を見せ付けるような試合をしたかったらしい。実際、いままで以上にパンチを多用していた。でも、赤羽があそこまで打たれ強い以上、どこかでプランを変更する必要があったんじゃないか。いいよヒジで勝ったって。もともと得意なんだから。パンチ技術の成長を見せて、ハイキックもガツンと当てて、その上での出血TKOなら文句は言わないって。いや、石川だって「今までと同じようにヒジで勝つくらいなら判定で」とは思ってないんだけど。そういうことを考えている間もなく、ペースが狂ったまま試合が終わってしまったってことだろう。
試合後の石川はとてつもなく落ち込んでいて、その姿を見ながら“試練の七番勝負”について考えた。いったいこれ、どうなったら正解なのか。勝ち越しか、全勝か、あるいはオールKO勝利か。オールKO勝ちで、なおかつ進化した闘い方を見せなきゃいけないのか。そうなったらまあ、最高だけれども。
これはオレ個人の考えだけど、“試練の七番勝負”なんだから試練を味わえばいいんだと思う。試練を味わって、苦しんで、もがいているところを晒せばいい。だいたい宮田さんとGMが与える試練なんだから、サクッとクリアできるようなもんじゃないに決まってる。
大会パンフのインタビューで、石川は赤羽について「いまの僕が悩むレベルの相手じゃない」と言っている。でも、その言葉通り鮮やかに乗り越えてしまったら、それは試練じゃないわけですよ。石川が苦しみ、もがくことそれ自体が“試練の七番勝負”の意義(それがすべてではないけれど)じゃないか。で、また石川が苦しみ、もがいている姿ってのは絵になるんだ。これ皮肉でもなんでもなく“ゼニの取れるもがきっぷり”つうか。いつかはそこから脱却しなきゃいけないにせよ、いまは味わえばいいんだよ、試練を。


石川プッシュが裏目にでている企画ですよね。こういうプロレスっぽいのやってるから観るほうは萎えるんですよ。
ジャッジのレベル向上も含めて、全日本キックにはもういちど褌を締めてかかってもらいたいものです。